岩の井

酒質データ
商品名	岩の井　山廃仕込辛口純米
製造社名	岩瀬酒造株式会社
所在地	千葉県夷隅郡御宿町

蔵元紹介	１７２３年の創業。代々南部杜氏を採用し、先々代の菊地幸雄杜氏が山廃岩の井の礎を築きました。彼の下からは田酒の辻村勝俊前杜氏等多くの名杜氏が巣立ちました。現在は岡山や石川で研鑚を積んだ横坂安男氏が初めて南部以外の杜氏として酒造りを行っています。海岸線も近く硬度が高く沸きの良い硬水を使用します。
商品説明	千葉県産米を使い伝統の山廃仕込みで醸す純米酒。箱麹で麹を作り協会７号酵母で５０日以上掛けてじっくりと仕込みます。熟成によって旨味が増します。
原料米(麹)	総の舞（千葉県産）
原料米(掛カ)	総小金（千葉県産）
精米歩合	６５％
日本酒度	＋６．０
酸度	1.7
度数	15度
外観香り	淡く緑がかった透明感のある色調。ミネラルさと仄かに穀物の香りを感じます。

テイスティングメモ
常温	常温（１８℃）だとねっとりとした厚みのある口当たりに穏やかな酸味と硬いミネラルを感じます。
４０℃	４０℃に上げると穏やかな米や栗んどの穀物香とミネラル感が共存し口当たりが非常に柔らかく変化します。
５０℃	５０℃まで上げてもドライでシャープな味わいにはなりますが甘味があり口当たりはまろやか。
燗冷まし	６５℃から４５℃に下げた燗冷ましでも滑らかで甘味がありしっかりした味わいです。味わいに振れがなく落ち着いてゆっくり飲める典型的なお燗向き純米酒。
総評	４０℃以上でお酒の柔らかさが出てくる。温度を上げても崩れないので高温度帯でもＯＫ。
料理	塩辛や鯵や金目鯛などの干物。鯵や帆立、牡蠣などのフライ。魚介系の鍋、チーズなど