テイスティングメモ |
常温 |
アタックは甘めでボリュームがあり、インパクトの大きい酒。甘み(日本酒度は+1ですが)もありますが、熟した酸もあるので、単なる甘口ではなく趣深い味わいとなっています。
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40℃ |
チョコレートのような甘みとコクが増していきます。このままお酒単体でスイーツ気分でも楽しめます。デザートといっしょなら、チョコレートやクレームブリュレ、エッグタルトとも美味しくいただけそうです。
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50℃ |
味わいはしっかり、ふくらみがあります。ややドライな印象になりますが、飲みごたえがあります。 |
燗冷まし |
60℃ですと、アルコール感が出て、ドライでわずかに苦味が出てきます。40℃での燗冷ましでは、コクはやさしくなりますが、甘みが復活してきます。 |
総評 |
「木曽川熟成生詰 普通酒」を三年以上寝かせ、アルコール度が18.5%としっかりした酒が、ぬる燗(40℃位)~上燗(45℃位)のお燗によって煉れた甘い味わいになるのが魅力。熟成酒でこの値段は、コストパフォーマンス的にもかなりお勧め。甘口のお酒を求められるスイーツ女子も大喜びでしょう。日本酒のビギナ~熟成酒マニアまで対応できる、類まれな普通酒の熟成生詰酒。 |
料理 |
スイーツ以外でも、甘酸を活かしたお料理全般に。はちみつを用いたお肉類料理にも好印象。はちみつの糖分がカラメル化して素早く香ばしく焼き固めるので、お酒と同調します。他にも、ボリューム感を活かしてデミグラスソース系のビーフシチューなどにも相性の良さがみられます |