テイスティングメモ |
常温 |
程よい旨みのふくらみと酸のバランスが良好です。ややドライな味わい。ボリューム感がありながら、後味は、すっと切れていきます。 |
40℃ |
柔らかいテクスチャーですが、穏やかに旨みが増していきます。 |
50℃ |
元々骨格がしっかりとしていますが、温めることにより、酸や旨みが押し上げられエッジがきいた味わいになります。山廃らしいボリューム感も増していきます。
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燗冷まし |
60℃でも、味のバランスはさほど崩れません。そこから温度を下げていくと、いったん温度を上げたことにより筋肉質な部分がほぐれ、40℃の燗冷ましでは飲みやすくなり(最初から40℃につけた場合とは異なります)、するする長く飲み続けられます。 |
総評 |
温めることで山廃らしさが発揮され、燗上りするお酒です。50℃位ですと、全ての構成要素が溶け込み、一体感のあるふくらみある味わいを楽しめます。 |
料理 |
脂ののったホッケ、鳥皮焼き鳥。ボリューム感を活かした味わいの濃い豚角煮のような味付けのもの。キンキの煮付。真鯛のアラ、白子などを入れた味噌仕立ての鍋物。 |