立冬も過ぎ、日暮れが早く感じられる今日この頃、いよいよ霜月…今年もあと2か月になってしまいました。朝夕の冷え込みで木々も日を追うごとに色づいて、そろそろ冬支度と、こたつを出された方もおいででしょう。お燗酒が恋しくなる季節到来ですね。
さて、今月はちょっと珍しいお酒をご紹介します。”骨付鳥、一本勝負”と銘打っている「川鶴 讃岐くらうでぃ」です。骨付鳥焼きは丸亀発祥のご当地グルメで、横浜や大阪にもこの料理で有名なお店の支店があります。、ニンニクなどが利いたスパイスで味付けして焼いており、かなりワイルドなんですが、不思議と讃岐くらうでぃと一緒にいただくと、お酒も料理も進む、進む。アルコール度6%であまり飲めない方にもおすすめです。燗にしますと酸がきりっと立って、さしずめ大人のカルピスといった感じ。懐にも優しく、どうぞおうち酒としていろいろな温度で味わって、ずっと可愛がってください。


おうち酒簡単レシピ 第29回

 
鶏ももの塩麹焼き  
 合わせるお料理は、やはり鶏にしました。骨付き鳥をままオーブンで焼き、もりもりと…というわけにはご家庭ではなかなかいかないので、鶏もも肉を塩麹で味付けして、カリッとフライパンで焼きました。今回は白マイタケ、シイタケ、赤万願寺を一緒にやきましたが、旬の野菜であればなんでも結構です。塩麹を使うことによって、肉もやわらかくなり食べやすくなりますし、麹の風味がお酒の風味ととっても合いますよ。
2014/11/12  

■材料<2人分> ■作り方
鶏もも肉 200g
塩麹 小さじ2
キノコなど旬の野菜 適宜
醤油 少々
適宜

1

鶏肉は食べやすい大きさに切って、塩麹に30分程度つけておく。

2

野菜も食べやすい大きさに切っておく。

3

フライパンを熱し、まず2の野菜を軽くソテーし、醤油少々を振り掛けて味をつける。

4

3をバットなどにいったんあけてから、油を足し、1の鶏肉を焼く。最初に皮目をやや強火で焼き、返したら、ふたをして5分程度蒸し焼きする。

5 器に先に焼いた野菜とともに盛り付ける。
   
■ワンポイントアドバイス

1.鶏はできれば半日くらい塩麹につけておくと、より肉が柔らかくなってよい。
2.レモンやスダチなどをかけて食べるとまた味の変化が楽しめる。

※塩麹の作り方は、第1回目のおうち酒簡単レシピを参照してください。



■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから


 

レシピトップへ