草木が芽吹き、桜も満開、爽やかな「春」がやってきました。入学や就職など、人生の節目を迎えている方も多くいらっしゃることと思います。花見や歓迎会など1年でもっとも日本酒に触れる機会も多いこの時期、華やかに普段よりちょっと贅沢をして純米大吟醸を飲んでみるというのはいかがでしょうか。
今月ご紹介するのは京都は伏見の玉乃光酒造「純米大吟醸 酒鵬」です。大吟醸らしい上品ななかにも、しっかりとした米の旨みがあり、人肌からぬる燗にうってつけのお酒です。えー?大吟醸をお燗にしてしまうなんて!という方、ぜひこのお酒をお燗でお試しください。冷たいときよりもさらに優しく上品な旨みが立ち、お料理にもぐんと寄り添うこと請け合いです。


おうち酒簡単レシピ 第34回

 
新じゃがの木の芽和え  
 あれよあれよという間にできてしまう、新じゃがを使ったおしゃれなおつまみを作りましょう。
じゃがいもにはビタミンCが豊富で、加熱しても壊れにくいのが特徴。ほかに、葉酸、カリウム、食物繊維なども充実していて、味も淡白。どんな調味にも対応できて便利な食材のひとつです。今回は皮もむかず、新じゃがを満喫していただこうと思います。
2015/3/13  

■材料<作りやすい量で> ■作り方
新じゃがいも 中2個(約150g)
オリーブオイル 小さじ2
小さじ1/2
少々
木の芽 数枚

1

じゃがいもはよく洗って、スライサーなどで千切りにし、水に放っておく。

2

ボールにオリーブオイルと酢、塩を入れ、よく混ぜておく。

3

1の水を切って熱湯に入れ、5秒ほどゆでてザルにとり、熱いうちに2にいれる。

4

3を冷蔵庫で冷やし、食べる直前木の芽をちぎって加える。温かいままで食べてもOK!

   
■ワンポイントアドバイス

1.ジャガイモはシャキシャキ感が残るように茹で過ぎないこと。熱湯に入れたらすぐにザルにあげるような感じでゆでてください。
2.オリーブオイルのほかにはグレープシードオイルや太白の胡麻油など淡白な油が合います。
3.木の芽は熱に弱いので、冷めてから加えるといいでしょう。これから出てくる山椒の実でもできます。実は必ず重曹でゆでて水にとり、何度か水を取り替えてしっかりアクを抜いてから使ってください。使用量は小さじ1/2程度です。木の芽よりさらにスパイシーになります。乾燥した山椒の粉でも可です。その場合は一振りで十分です。
4.ボリュームをつけたい場合は、ベーコンやウインナーをカリカリに炒めたものを加えてください。


■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから


 

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