「毎年七夕をすぎますと、梅雨も明けてまさに「夏雲奇峰多し」、日差しも強くなり、青い空と白い雲のコントラストがまぶしい毎日ですね。ただ季節に人間の体がまだついていけてない時期でもあって、真夏よりむしろ今時分のほうが体調は崩しがちです。どうぞ体に優しいお燗酒で体の内側から温めて上げましょう。今回ご紹介する「御代櫻 純米酒」は、懐にも優しいリーズナブルな純米酒です。ラベルにもありますように芳醇辛口な味わいです。ですので常温からぬる燗あたりですと最も旨みを楽しんでいただけます。また60度越えをさせて、フーフーしながら飲みますと、なんともすっきりとした味わいにも変身するので、どうぞ色々な温度でお試しください。

おうち酒簡単レシピ 第25回

 
鮎の緑酢和え  
 お蔵のあります美濃加茂市は鮎の名産地でもあります。まさに旬な鮎を使った簡単でしゃれた一品をご紹介しましょう。
 最近は養殖物の鮎もスーパーなどで簡単に手に入ります。ただの塩焼きに飽きたら作ってください。枝豆も前夜の残りもので大丈夫です。キューリの持つ瓜独特のさわやかな香りと同様の香りを鮎ももっているので、よくマッチした味わいになりますし、彩りもよく涼しげな一品です。
2014/07/11  

■材料<2人分> ■作り方
1尾
きゅうり 1/2本
枝豆 適宜
みょうが 1本
大さじ1
味醂・淡口醤油 各小さじ1

1

枝豆は茹でて、豆だけ出しておく。目安は大体一人10粒程度。

2 鮎は洗って塩少々をふり(分量外)、焼いてから骨と内臓を取り除き、半身を斜めに3~4等分に切る。
3 ミョウガは縦半分に切ってから斜めに3cmくらいの長さに切っておく。
4 キューリはおろし金でおろし、酢、味醂、淡口醤油で調味しておく。
5 1~3をまぜて盛り付け、上から4をかける。
   
■ワンポイントアドバイス

1.鮎は熱いうちに冷めると身がかたくなるので、骨と内臓を取り除いたほうがよい。
2.キューリは退色しやすいので、食べる直前に調味料すべてを一緒に加える。


■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから

 

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