いよいよ暑くなってきましたね。冷房の利いた部屋や乗り物からひとたび出ればむーっと湿気を帯びた暑い屋外。つい冷たいものを取り過ぎておなかの調子がいまひとつ・・・なんて方も多いのではないでしょうか。そんなときこそお燗です。コンビニでも夏は意外とおでんがよくでるそうです。どうぞ寒暖の差で疲れた体をお燗で癒してください。今月ご紹介するのは、優しい味わいの「美丈夫 特別本醸造 燗映の酒」です。きっと冷たくして飲食店さんなどでは供されるかと思いますが、試しにおうちではお燗にしてみてください。45度くらいにつけてお猪口から口に運ぶあたりで42度くらいが私にはちょうどよかったです。穏やかに優しく米の甘みと旨みが広がりました。

おうち酒簡単レシピ 第13回

 
夏野菜寄せ  
 今回のレシピは、夏野菜の寄せものです。見た目より、意外と簡単で、おもてなしにもいいのではないでしょうか。今回の材料にこだわらず、枝豆、ズッキーニ、トウモロコシ、インゲンなどお好きな夏野菜を思いのままに入れてください。私はちょびちょびお野菜が残ってしまったときによく作ります。カラフルな色合いも食欲増進になります。
2013/07/11  

■材料<2人分> ■作り方
グリーンアスパラ 1本
ヤングコーン 1本
オクラ 1本
新ごぼう 5cm
赤・黄ピ-マン 各1/8個
小エビ 2尾
出汁 1カップ
粉ゼラチン 5g
小さじ1/2
みりん 小さじ1/2
淡口しょうゆ 少々

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熱湯にひとつまみの塩を入れて、ヤングコーン→アスパラ→オクラとゆで、冷水にとって色止めをし、しっかりとペーパーでふいておく。

2 新ゴボウは米のとぎ汁でやわらかくゆで、水で洗ってザルにあげておく。
3 海老は背ワタを取って、さっと塩茹でしておく。
4 ピーマンと、1の水気をふいた野菜、新ゴボウは7mm程度の食べやすい大きさに切っておく。
5 出汁を温め、ゼラチンを加えて溶かし、調味したら冷水でとろみが出るくらいまで冷やす。
6 器に5を1/3程度流しいれ、海老以外の材料を適当に置き、一番上に海老を乗せて残ったゼラチン液を流しいれ、冷蔵庫で固まるまで寝かせる。
   
■ワンポイントアドバイス

1.ゼラチンは板でも粉でもいいですが、板の場合は事前に水につけてふやかしておきます。粉はふやかす必要のないものが最近は多いです。

2.材料は野菜だけでも十分おいしいです。魚介類を使用するなら海老のほかにカニ、ホタテなどを使っても。

3.ゼラチンは熱に弱いので、煮溶かすときに絶対に沸騰させないこと。

4.味が物足りなかったら、柚子胡椒などを少し添えて召し上がってもおいしいです。

5.画像のようなグラスに直接入れるのが一番簡単ですが、流し缶(小)にラップを敷いて材料を流しいれ、固めて、サイコロ状に切ってもきれいです。そうすれば多少の人数の増減にも対応できます。


■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから

 

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