まさに実りの秋、街のあちこちで柿や栗、梨、葡萄といった秋の果物を見つけます。今月は「秋の三果山葵和え(わさびあえ)」をご紹介します。

おうち酒簡単レシピ 第5回

 
■秋の三果山葵和え  
のん兵衛さんは塩辛いものがお好きな方が多いので、果物を使ったレシピには拒否反応かも知れませんが、とってもあうんです。砂糖は一切使わず、シンプルな山葵醤油と果物の自然の甘さがなんともよろしく、山葵のぴりりで盃が進みます。少し濃厚さを出すのに胡麻を使いましたが、なくてもサッパリとイケます。違うお酒に行く前のスイッチ切り替え料理としてもおすすめです。柿に含まれるタンニン、カタラーゼ、カリウムなどは悪酔い防止にも効果的!ぜひお試しください。
2012/11/10  

■材料<2人分> ■作り方
種無柿 1/2個
1/2個
種無巨峰 4~5個
白胡麻 大さじ1
山葵 小さじ1/2程度
醤油 小さじ2
1 柿と梨は皮をむき、長さ3cm、厚さ7mm程度の拍子木に切る。
2 巨峰は皮をむく。種が入ってる種類なら1/2に切って取り出す。
3 胡麻は炒り、当たり鉢でよく当たって、醤油とわさびで調味する。
4 1.2を3と和えて盛り付ける。
   
■ワンポイントアドバイス
1.本山葵は数分で辛味が飛んでしまうので、あえて山葵はチューブのものにしてください。

2.切ってしばらくして使うのであれば、梨は変色を防ぐため塩水に数分つけてください。

3.当たり鉢自体をそのまま器にしてもいいですね。
3.胡麻はできれば洗い胡麻を炒って使われると香ばしくて美味しくできますが、練り胡麻でも結構です。その場合は分量は半分でOK。


■入江亮子氏プロフィール
佛教大学仏教学科卒。
日本料理の五味五色五法を駆使した懐石を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。 また、利酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案している。
●入江亮子さんの「懐石料理で大人の女子会」の様子はこちらから

 

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