酒粕タンドリーチキン

酔いどれんぬの簡単レシピ
第51回「酒粕タンドリーチキン」

昔は30℃と聞くと暑いと思ったものですが、連日35℃を越えているので、30℃と言われるとむしろ涼しいと思ってしまう昨今です。今回は、うんざりするほどに暑い外から帰ってきた時に、ごくごく飲みたい低アルコールのお酒をご紹介させていただきます。川鶴酒造さんの「讃岐くらうでぃ」です。

川鶴酒造さんは香川県観音寺市に蔵を構えます。蔵の裏を流れる財田川に鶴が舞い降りたことから酒名を川鶴とされ、その伏流水でお酒を仕込んでいらっしゃいます。夏になれば蛍も舞う清流の地下伏流水で醸されたお酒は、お米の旨味深みを引き出していらっしゃり、食中酒としても最適です。「川の流れの如く素直な気持ちで呑み手に感動を」という初代からの酒造りの精神が感じられる、呑み手に、日常に寄り添ったお酒です。
「讃岐くらうでぃ」はにごり酒らしいクリーミーな味わいでありながら、重たくはならず、アルコール度数が6%ですっきりさも持ち合わせたお酒です。バナナやメロンを思わせる香りと甘みに加え、爽やかな酸味が食欲をそそります。冷やして呑むのはもちろん、ロックや炭酸割もお勧めです。
今回は香川の名物骨付き鶏にちなんで、タンドリーチキンを作りました。スパイシーな料理との相性が抜群な「讃岐くらうでぃ」とぜひ一緒にお楽しみください。

＜材料　2人分＞
鶏もも肉　2枚
手羽元　4本
酒粕　大匙4杯
カレー粉　大匙1.5杯
おろしにんにく　小匙1杯
おろししょうが　小匙1杯
塩　小匙1杯

---

＜作り方＞
1.もも肉を4等分します。にんにくとしょうがをすりおろします。ジップ袋に肉以外の材料を入れ、しっかり混ぜ合わせます。そこにもも肉、手羽元を加え、しっかりもみ込みます。冷蔵庫で1晩漬け込みます。
2.鉄板にクッキングシートをしき、袋からとりだした肉を並べます。オーブンを220℃15分に余熱してから焼きます。焼き目がつき、中に火が通ったら器に盛り付けて完成です。

＜ワンポイントアドバイス＞
1.レモン、ライムなどをしぼっても美味しいですよ。
2.もも肉の代わりに胸肉にするとぐっとヘルシーになります。
3.酒粕が硬い場合は日本酒を加えて柔らかくしてください。