イチゴとホタテのカルパッチョ
酔いどれんぬの簡単レシピ
第49回「イチゴとホタテのカルパッチョ」
今年は3月に夏日を記録したり、桜も例年より早く開花し、暖かい4月となっておりますね。暖かいどころか、少し暑いくらいの日もあります。そんな日に、冷やしてきゅっといただきたいお酒を今月はご紹介させていただきます。株式会社佐浦さんの「浦霞 純米辛口 生酒」です。日本酒好きでしたら一度は飲んだことがある宮城県を代表する銘柄です。「浦霞」を醸す株式会社佐浦さんは、1724年(享保9年)に創業しました。その酒造りの始まりは、仙台藩主の伊達氏より塩竈神社の御神酒を納めるように、との御下命を受けてのこととなります。それから約300年にわたって地域に根差した酒造りを続け、数々の賞を受賞していらっしゃいます。「本物の酒を丁寧に造って、丁寧に売る」という基本方針で醸されたお酒は食に寄り添い、日々の生活に潤いをもたらしてくださいます。今回ご紹介する「浦霞 純米辛口 生酒」も食をより楽しくしてくれる味わいとなっております。
ふわりと香るメロンの香り、柑橘を思わせる爽やかな酸味を感じることができます。生らしいほのかな甘さがありながらも爽やかな呑み心地は、貝類、イカ、タコ、白身魚との相性もよく、また旬の山菜やアスパラともよくあいます。冷やしてグラス、または磁器でいただいてください。
今回のお勧めレシピは、宮城の名産の一つであるホタテを使った春らしい一皿「イチゴとホタテのカルパッチョ」です。「浦霞 純米辛口 生酒」とのペアリングでお楽しみくださいね。
<材料 2人分>
ホタテ(刺身用) 5,6枚
イチゴ 4,5個
ミント 少々
EXヴァージンオリーブオイル 大匙1杯
はちみつ 小匙1杯
塩 少々
<作り方>
1.ホタテは刺身用の貝柱を使い、やや厚めの薄切りにします。イチゴはへたをとり、4等分します。ボウルにホタテとイチゴ、ミント、オイル、はちみつ、塩を加えて混ぜ合わせます。
2.5分程置いて味をなじませ、器に盛りつけて完成です。
<ワンポイントアドバイス>
1.ミントの代わりに大葉やイタリアンパセリを用いても、また違った香りで楽しめます。
2.ホタテ以外にタイ、ヒラメなど白身のお魚もお勧めです。
3.グラスに氷と浦霞、ミントを入れて日本酒カクテルも美味しいですよ。
◆稲浪理恵さんプロフィール
全国の蔵を駆け巡り年間一石の日本酒を飲む“酔いどれんぬ”こと稲浪理恵さんは、日本酒愛好家や献立検索女子に崇められるパワーブロガー。日本全国を旅し、地元食材を買い込み研鑽を重ねた独自のレシピを、SNSだけでなくリアルな日本酒の会でも提案されています。
◆過去のレシピ
第48回 鯛の桜の花漬け手毬寿司
第47回 中華風おでん
第46回 ブリの奈良漬け入りなめろう
第45回 ドライフルーツの酒粕漬け
第44回 白子のグリル
第43回 鶏ときのこのアヒージョ
第42回 レンジで簡単、大人のかぼちゃサラダ
第41回 カツオのタタキ&パイナップルソース
第40回 タコとキュウリとトマトのマリネ
第39回 マスカットとモッツァレラのカプレーゼ
第38回 新じゃがジャーマンポテト
第37回 生ハムアスパラのオランデーズソース
第36回 鱈のアクアパッツァ風ホイル焼き
第35回 生麩ピンチョス
第34回 肉豆腐
第33回 サーモンの酒粕ポテサラパイ
第32回 酒粕豆乳おでん
第31回 戻り鰹の揚げないレアカツ
第30回 蒸しナスよだれ鶏
第29回 エビとアボカドのちょこっとキッシュ
第28回 サーモンとクリームチーズの手毬寿司
第27回 枝豆のエスニック風浅漬け
第26回 牛肉アスパラ巻の中華仕立て
第25回 酒蒸しムール貝の桜餡仕立て
第24回 鯖缶で簡単、そば粉タコス
第23回 うるいの自家製酒粕マヨネーズがけ
第22回 数の子のクリームチーズ和え
第21回 はんぺんで簡単ヘルシー、甘くない伊達巻
第20回 鶏肉と舞茸の焼きびたし
第19回 かぼちゃとサーモンのガトーインビジブル
第18回 イタリア風焼きナス
第17回 冷やしあんかけ もろこし豆腐
第16回 さば缶とタマネギのアチャール
第15回 牛乳ざる豆腐の冷ややっこ
第14回 豆苗とお揚げのじゃこ煮
第13回 ホタルイカと野菜のピクルス
第12回 ブルーチーズと酒かすの一口タルト
第11回 菜の花と生ハムの昆布じめ
第10回 ホタテとイチゴのカルパッチョ
第9回 牡蠣の酒蒸し ポン酢のジュレがけ
第8回 手羽元のコンフィ
第7回 鮭の秋色餡かけ
第6回 鶏むね肉のガランティーヌ 酒粕マスタードソース
第5回 冷やしおでん
第4回 夏野菜と海老の寒天寄せ
題3回 鮭のソテーリンゴの入ったラヴィゴットソースで
第2回 鰹のタイ風カルパッチョ
第1回 タコとモッツァレラチーズの大葉ジェノベーゼ