酔いどれんぬの簡単レシピ
第41回「カツオのタタキ&パイナップルソース」
数年ぶりに行動制限のない夏がきましたが、皆様は夏休みをとられましたでしょうか。夏休みがあるかたも、ないかたも、休日の昼から呑んでしまいたくなる爽やかなお酒を今月はご紹介させていただきます。濱川商店さんの「美丈夫 純米吟醸 CEL-24」です。
濱川商店さんは高知県安芸群田野町に蔵を構えてらっしゃいます。その仕込み水は奈半利川の伏流水であり、高知の県木・魚梁瀬杉のふるさと魚梁瀬地区甚吉森を源としています。自慢の水で丁寧に造られたお酒はブランド名である美丈夫の名のとおり、美しく、強く、優しい味わいです。今回ご紹介するお酒につけられた「CEL-24」とは高知県で開発された酵母のことで、華やかな香りとなることが特徴です。リンゴやライチ、パイナップルの香りとジューシーな甘み、程よく、またきれいな酸が口いっぱいに広がります。冷蔵庫でよく冷やしてグラスでいただくと、香りとともに幸せも広がります。
「カツオのタタキ&パイナップルソース」は高知県といえばのカツオを使用した、夏にぴったりのトロピカルな一品となっています。フライパンで簡単にタタキを作ることができますので、ぜひお試しください。
<材料>(2人分)
カツオ 1柵
パイナップル 80g
キュウリ 1本
パプリカ 1/2個
EXヴァージンオリーブオイル 大匙3杯
はちみつ 小匙1杯
白ワインビネガー 大匙1杯
日本酒 大匙1杯
塩 少々
<作り方>
1.カツオに日本酒と塩をふり、手で軽く全体をたたきます。フライパンを火にかけ、あたたまったら分量外の油をごくうすくひき、カツオを入れます。
2.表面に焼き目がついたら転がし、全体をまんべんなく焼きます。火をとめてとりだし、粗熱がとれたら包丁で厚めのうす切りにします。
3.パイナップル、キュウリ、パプリカをすべて同じ大きさに切ります。ボウルに入れ、オリーブオイル、はちみつ、白ワインビネガー、塩少々と混ぜあわせ5分ほど置きます。
4.カツオを器に盛りつけ、上からソースをかけて完成です。
<ワンポイントアドバイス>
1.カツオは市販のカツオのタタキを使えばより簡単にできます。
2.ソースは冷蔵庫で1週間ほど保存可能です。
3.ソースはグリルした鶏肉や豚肉にもあいますよ。
◆稲浪理恵さんプロフィール
全国の蔵を駆け巡り年間一石の日本酒を飲む“酔いどれんぬ”こと稲浪理恵さんは、日本酒愛好家や献立検索女子に崇められるパワーブロガー。日本全国を旅し、地元食材を買い込み研鑽を重ねた独自のレシピを、SNSだけでなくリアルな日本酒の会でも提案されています。
◆過去のレシピ
第40回 タコとキュウリとトマトのマリネ
第39回 マスカットとモッツァレラのカプレーゼ
第38回 新じゃがジャーマンポテト
第37回 生ハムアスパラのオランデーズソース
第36回 鱈のアクアパッツァ風ホイル焼き
第35回 生麩ピンチョス
第34回 肉豆腐
第33回 サーモンの酒粕ポテサラパイ
第32回 酒粕豆乳おでん
第31回 戻り鰹の揚げないレアカツ
第30回 蒸しナスよだれ鶏
第29回 エビとアボカドのちょこっとキッシュ
第28回 サーモンとクリームチーズの手毬寿司
第27回 枝豆のエスニック風浅漬け
第26回 牛肉アスパラ巻の中華仕立て
第25回 酒蒸しムール貝の桜餡仕立て
第24回 鯖缶で簡単、そば粉タコス
第23回 うるいの自家製酒粕マヨネーズがけ
第22回 数の子のクリームチーズ和え
第21回 はんぺんで簡単ヘルシー、甘くない伊達巻
第20回 鶏肉と舞茸の焼きびたし
第19回 かぼちゃとサーモンのガトーインビジブル
第18回 イタリア風焼きナス
第17回 冷やしあんかけ もろこし豆腐
第16回 さば缶とタマネギのアチャール
第15回 牛乳ざる豆腐の冷ややっこ
第14回 豆苗とお揚げのじゃこ煮
第13回 ホタルイカと野菜のピクルス
第12回 ブルーチーズと酒かすの一口タルト
第11回 菜の花と生ハムの昆布じめ
第10回 ホタテとイチゴのカルパッチョ
第9回 牡蠣の酒蒸し ポン酢のジュレがけ
第8回 手羽元のコンフィ
第7回 鮭の秋色餡かけ
第6回 鶏むね肉のガランティーヌ 酒粕マスタードソース
第5回 冷やしおでん
第4回 夏野菜と海老の寒天寄せ
題3回 鮭のソテーリンゴの入ったラヴィゴットソースで
第2回 鰹のタイ風カルパッチョ
第1回 タコとモッツァレラチーズの大葉ジェノベーゼ