酔いどれんぬの簡単レシピ
第38回「新じゃがジャーマンポテト」
久しぶりの行動制限のない大型連休が終わりました。皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。私は居酒屋新幹線で呑みながら移動し朝から晩までひたすら呑みつづけました。休暇でありましたが、肝臓の休憩にはならなかった連休でありました。
とにもかくにも、今回は西に呑みにうかがったので、次は東にうかがおうと予定しています。暑くなってきましたので、冷たいお蕎麦をたぐりながら一献などいいですね。今月はそんなお蕎麦が美味しい長野のお酒をご紹介させていただきます。株式会社豊島屋さんの「純米辛口 御柱」です。中身は、「神渡 純米辛口」と同じものになります。
豊島屋さんは長野県岡谷市に蔵を構え、地元産米にこだわった酒造りをしていらっしゃいます。今回ご紹介するお酒も長野県産ひとごこちを100%使用して造られました。七年に一度信州諏訪でおこなわれる有名な御柱祭りに因んで命名されたお酒は、地元の方に愛される、地元の食に寄り添う米の旨味と水の透明感を感じさせる味わいです。冷やしてグラスできゅっといただくのもよし、ぬる燗でゆるゆると楽しむのもよしな味わいです。
しみじみとした旨味は大地のものとの相性がよく、今月は旬の新じゃがいもを使ったレシピとなります。「新じゃがジャーマンポテト」です。
<材料>(2人分)
新じゃがいも 10個
厚切りベーコン 80g
にんにく 1片
オリーブオイル 大匙1杯
塩、黒胡椒 少々
<作り方>
1.新じゃがいもは皮つきのままきれいに洗い、半分に切ります。耐熱容器に入れ、電子レンジ500Wで6分加熱します。厚切りベーコンを拍子切りにします。
2.フライパンににんにくとオリーブオイルを入れ、火にかけます。香りがでてきたらベーコンを入れ、焼き目がつくまで焼き、じゃがいもを加えます。
3.塩をし、さらに炒め、じゃがいもが香ばしく焼き目がついたら火を止め、器にもりつけます。黒胡椒をかけて完成です。
<ワンポイントアドバイス>
1.お好みで粒マスタードを添えてどうぞ。
2.バターや粉チーズを加えても美味しいですよ。
3.普通のじゃがいもで作る際は皮を剥き、食べやすい大きさに切ってください。
◆稲浪理恵さんプロフィール
全国の蔵を駆け巡り年間一石の日本酒を飲む“酔いどれんぬ”こと稲浪理恵さんは、日本酒愛好家や献立検索女子に崇められるパワーブロガー。日本全国を旅し、地元食材を買い込み研鑽を重ねた独自のレシピを、SNSだけでなくリアルな日本酒の会でも提案されています。
◆過去のレシピ
第37回 生ハムアスパラのオランデーズソース
第36回 鱈のアクアパッツァ風ホイル焼き
第35回 生麩ピンチョス
第34回 肉豆腐
第33回 サーモンの酒粕ポテサラパイ
第32回 酒粕豆乳おでん
第31回 戻り鰹の揚げないレアカツ
第30回 蒸しナスよだれ鶏
第29回 エビとアボカドのちょこっとキッシュ
第28回 サーモンとクリームチーズの手毬寿司
第27回 枝豆のエスニック風浅漬け
第26回 牛肉アスパラ巻の中華仕立て
第25回 酒蒸しムール貝の桜餡仕立て
第24回 鯖缶で簡単、そば粉タコス
第23回 うるいの自家製酒粕マヨネーズがけ
第22回 数の子のクリームチーズ和え
第21回 はんぺんで簡単ヘルシー、甘くない伊達巻
第20回 鶏肉と舞茸の焼きびたし
第19回 かぼちゃとサーモンのガトーインビジブル
第18回 イタリア風焼きナス
第17回 冷やしあんかけ もろこし豆腐
第16回 さば缶とタマネギのアチャール
第15回 牛乳ざる豆腐の冷ややっこ
第14回 豆苗とお揚げのじゃこ煮
第13回 ホタルイカと野菜のピクルス
第12回 ブルーチーズと酒かすの一口タルト
第11回 菜の花と生ハムの昆布じめ
第10回 ホタテとイチゴのカルパッチョ
第9回 牡蠣の酒蒸し ポン酢のジュレがけ
第8回 手羽元のコンフィ
第7回 鮭の秋色餡かけ
第6回 鶏むね肉のガランティーヌ 酒粕マスタードソース
第5回 冷やしおでん
第4回 夏野菜と海老の寒天寄せ
題3回 鮭のソテーリンゴの入ったラヴィゴットソースで
第2回 鰹のタイ風カルパッチョ
第1回 タコとモッツァレラチーズの大葉ジェノベーゼ