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簡単にいってしまえば、そのシャトーの名を名乗ることに値しないと 判断されたロットによってブレンドされたワインということになりま す。たとえば、樹齢の若い葡萄樹からのものであったり、畑の水捌け などの条件が悪いものであったり、醸造、熟成段階で選別されたもの であったりします。そして、このセカンドワインの存在がそのシャト ーの品質を守ることになっているとも考えられます。こう言ってしま うと、セカンドワインの品質が悪く、良いワインではないという印象 を持たれてしまうかもしれませんが、セカンドワインを造るシャトー は、もちろん元のワインの品質が非常に高いということ、そして選別 されるまでは全く同じように醸造されているということから、その味 わいは素晴らしいものとなっています。価格を考えた場合には、とて も魅力的なものになります。手ごろな価格で一流の味筋をお楽しみい ただけるというわけです。 |