エミリオ・ルスタウ社のアルマセニスタシェリーは、アルマセニスタ
(秘蔵の樽を持つ人達)が代々、静かに育ててきた秘蔵の酒をそのまま
瓶詰めしたシェリーです。通常のシェリーつくりに見られる、甘さや
色づけのためのブレンド用シェリーを添加することなく作られるドラ
イシェリーです。一般に大量生産するためにはいろいろな生産者から
のシェリーをブレンドし商品化しますが、このアルマセニスタシェリ
ーは品質を優先し、原料の葡萄、生産地、そしてつくり手たちの個性
がはっきりと反映されています。しかし、現在、このようなつくり方
をしているアルマセニスタは45人ほどしか残っていません。生産量
は必然的に少なく、限られてしまいます。






タイプ:【辛口】

アルコール度数:18〜20% 

生産者:ホセ ルイス ゴンザレス オブレゴン

適飲温度:室温

¥3,750



フィノの樽熟成が6〜8年にわたり、新しいワイン

の補充がないと、液面を覆っていたフロールは死滅

し、樽のそこに沈みます。このためシェリー自体の

酸化が始まり、色調がこくなり香りと風味も高まり

ます。フィノの香りがアーモンドならば、アモンテ

ィリャードはヘーゼルナッツに例えられます。琥珀

色で芳醇な味わいとなっています。1/10の10

は最下段の樽の数です。10個在る樽の中から取り

出されたという意味です。






タイプ:【辛口】

アルコール度数:18〜20% 

生産者:ホアン ガルシア ハラーナ

適飲温度:13〜15度

¥3,950



『パタ デ ガジーナ』とは鶏の足のことで、厳選さ

れた樽に書き込まれる印が鶏の足跡に似ていること

からの名前。オロロソとは、スペイン語で芳香また

は、甘い香りという意味。焼けこげた特徴をつける

ために、日光のもとに樽が置かれることもあります

が、涼しいボデガの中でさえ、水分が蒸発して高い

アルコール度数に達します。なめらかでナッツの香

りや干し葡萄のような香りが豊に広がります。

一般のオロロソはペドロヒメネスの甘いジュースを

添加して甘口にされることが多いのですが、真のオ

ロロソは、辛口で熟成によるあまさをわずかに感じ

ます。






タイプ:【甘口】

アルコール度数:20% 

適飲温度:軽く冷やして

¥2,400



16世紀、インドへと後悔する商戦は、しばしば甘

口シェリーの大樽を甲板に縛り付けて運んでいまし

た。すると偶然にも、南洋を渡りインドに達したシ

ェリーは、熱と湿気の力により、素晴らしい味わい

が与えられることがわかったのです。この故事にな

らい、貯蔵庫に赤道直下の養生の気候を再現。毎朝

床に水をまき、サウナ状に暖めたほか、3週間に1

度は樽を揺らし、シェリーに船上をイメージさせ、

滑らかで芳醇、複雑な味わいのシェリーをつくり出

しました。瓶詰め後も熟成を続け、深みを増してい

きます。木の実、カラメル、いちじくなどの香り、

酸も充分にあり飲み飽きしない味わいです。食後に

デザートとご一緒に楽しんでいただけます。暑い日

にはクラッシュアイスに注いで、寒い日には室温で

どうぞ!


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