プリュム家の館は古くていかめしい雰囲気で少し緊張 しましたが、プリュム氏は、登場するなり、まくし立 てるように喋り、笑い、何だかあっけにとられてしま いました。なかなか気難しい人と聞いてしたのに、皆 のすわる場所まで自分で仕切って、大声で話している 姿は、ちょっとおせっかいな、人の良いおじさんとい った感じ。 | ||
しかし、ワインについて話し始めたとたん、一流の生産者の厳しい表情になりま した。そして、試飲が終わっての彼の言葉。「ワインづくりは、いろいろな意味 でオーケストラのようだ。自然条件、土壌、 葡萄の個性、などさまざまな要素を 一つにまとめて素晴らしい味わいのハーモニーをつくり出す、私はその指揮者だ 。」これからも偉大なワインをつくり続けてくださることでしょう。 |
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