RHEINHESSEN



優しく穏やかなシュナイダーさん、にこやかな奥様、

健康的でとても美しいお嬢さん、この素敵なご一家は、

遠い国からやってきた私達をとても暖かく迎えてくだ

さいました。観光用のトラクターでライン川を見渡す

畑めぐりをした時あいにくの悪天候で眺めの悪いのを

一番残念がっていたのはシュナイダーさんでした。お

昼には、奥様とお嬢さんの心のこもったお料理でもて

なしてくださいました。テースティングルームには雨

で畑に出られなくなった私達のために、各品種の葡萄

がひと房づつ摘み取って置いてあり、これもとても嬉

しく思いました。
テースティングしたワインはクラス、品種様々でしたが、全てを通して言える事は、

品種の個性が生かされている事と、ほどよい厚みがあり飲みごたえのあるワインであ

るという事。数年前に、新しく広い醸造所に移り、ますます期待のできる生産者です。

素朴で優しいシュナイダーさんの造るワインは、その人柄と共に、いつも私達を満足

させてくれます。穏やかで、しっかりとしたその味わいは、これからもずっと変わる

ことはないでしょう。


             シュナイダー家のワイン

現在の所有者ゲオルグ・アルブレヒト・シュナイダー氏が、当醸造所の7代

めで、昔からの伝統を受け継いでいます。葡萄畑は、ラインヘッセンの一等

地ラインフロントに15haを所有しており、平均年間生産量は7500ケースで、

栽培されている葡萄品種はリースリング40%、シルヴァーナー13%、ミュラー

トルガウ25%、ケルナー8%、そして残りの14%にゲヴェルツトラミナー、ショ

イレーベ、ジーガレーベ、バッフス、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグ

ンダーになっています。特にこの醸造所の造り出す辛口のワインは、ドイツ

の辛口はこうあるべきだという見本のようなワインです。

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