ドメーヌの入り口で迎えてくださった ルクレール氏は、サングラスにヒゲ。 なんだかちょっと怖そう・・・・と思った のですが、地下のセラーでワイン造り の話を始めるととても素敵に見えてき たから不思議。熱心な話し振りからは ワイン造りへの情熱が充分に感じ取れ ました。この地で有名なルクレール兄 弟の兄であるルネさんは(ロバートパ ーカーは勘違いして弟がルネと書いて いますが)良い年はもちろん難しい年 でも、高いレベルのワインを造ること で知られています。地下のセラーはな かなか立派なもので、たくさんの樽は もちろんですが、瓶熟中のワインの数 にも驚きました。試飲させていただい たワインはブルゴーニュルージュから、 ジュブレシャンベルタンのプルミエク リュまで。どれも力強さと果実味に溢 れ、魅力的でした。あえて新樽比率は 高くせず、果実本来の魅惑的で深みの ある味わいを生かします。 | |
ワインは長い樽熟成後、全て濾過清澄せず、瓶詰めされます。樽試飲 させていただいたワインは、まだ熟成の途中で固さが残るものの、や はりそのパワフルな果実味はとても魅力的なものでした。セラー内で は息子さんがワインのエティケットを一枚一枚手作業で張っていまし た。伝統的な手造りの製法にこだわりを持つルクレールのワインによ く似合い、素敵な姿でした。葡萄畑に出て、記念写真を撮ったのです が、ルクレール氏の熱い抱擁?には、ちょっと困ってしまいました。 茶目っ気たっぷりのウインクとともに、ルクレールのジュブレシャン ベルタンの味は忘れられないものになりました。 グランクリュ街道 |