柿入り酢豚風鶏団子

酔いどれんぬの簡単レシピ
第52回「柿入り酢豚風鶏団子」

今年の夏は例年以上に暑く、いつまでこの暑さが続くのかと思っていたのですが、10月に入って一変しましたね。朝など涼しいを通り越してひんやり寒いくらいです。急いで夏に身に着けたミートテックを脱ぎ捨て、ヒートテックの用意をしなくてはならないと感じる今日この頃です。そんなこれからの季節に身も心も温めてくれるお酒をご紹介いたします。齋彌酒造店さんの「雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸」です。

齋彌酒造店さんは秋田県由利本荘市に蔵を構えます。「お酒は人ではなく、微生物が醸す」という考えから蔵内の殺菌に薬剤を使用されていません。そのことから酒蔵としては日本で初めてオーガニック認定を受けていらっしゃいます。微生物の力を最大限に生かすため「櫂入れをしない」、「濾過をしない」、「加水しない」、三無い造りの蔵としても知られており、今回ご紹介するお酒はその神髄を味わうことができる自社酵母の山廃造りで醸されたお酒となります。
「雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸」は山廃らしい厚味と深みがありつつ、爽やかな香りもあり、冷やしても温めても楽しむことができる味わいです。温めると穀物的な柔らかな甘みと香りを楽しむことができ、お鍋はもちろん、スパイシーな料理や中華料理ともよくあいます。パイナップルの代わりに旬の柿を使った、和風のヘルシーな酢豚風鶏団子とぜひ合わせてご賞味ください。


柿入り酢豚風鶏団子

＜材料　2人分＞
【鶏団子用】鶏ひき肉　約200g
【鶏団子用】おろししょうが　5g
【鶏団子用】塩、黒胡椒　少々
【鶏団子用】小麦粉　大匙1杯

柿　1個
ピーマン（赤、緑）　各1個
にんじん　1/3本
タマネギ　1/3個
水　200cc
日本酒　50cc
ぽん酢　大匙2杯
昆布茶　小匙1杯
片栗粉　小匙1杯
米油　大匙1.5杯

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＜作り方＞
1.鶏団子の材料をボウルに入れ、しっかり練り混ぜ合わせます。まな板に小麦粉を敷き、丸めた鶏団子を置いて全体にまんべんなく粉をつけます。
2.柿は皮を剥き、種ありの場合は種をとって一口大に切ります。ピーマンのへたを切り落とし、種をとってから同様に一口大に切ります。にんじんを拍子切り、たまねぎを櫛切りにします。中華鍋又はフライパンを火にかけ、温まったら油を入れ、丸めた鶏団子を入れます。ころころ転がしながら全体に焼き目がつくまで炒めたら残りの具材を加えます。
3.全体に油が回ったら水、日本酒、ポン酢、昆布茶を加えます。2,3分煮込み、水溶き片栗粉を加えてとろみがついたら完成です。

＜ワンポイントアドバイス＞
1.甘めのものがお好きな方は味醂大匙1杯を入れてください。
2.仕上げにごま油を回しかけると香り豊かに、辣油を加えるとピリ辛になってご飯もお酒もすすみます。
3.あっさりがお好みの方は胸ひき肉を、こくありがお好みの方はももひき肉をご使用ください。