入江亮子氏のおうち酒簡単レシピ
第72回「鰹の山椒煮」
いよいよ梅雨入り。早いもので今年も折り返しの月となりました。
今月は、石川県奥能登の数馬酒造さんの「竹葉 純米酒」をご紹介します。数馬酒造さんは、能登の米、能登の水、能登杜氏による酒造りにこだわり、能登とともに歩む酒蔵をモットーに2014年からは契約農家との開墾にも着手、さらに醸造設備の改良も進め、新型の醪圧搾機、圧搾機から直接瓶詰出来る充填機、新型洗米機、遠心脱水機、上槽場を冷蔵庫で囲うステンレス製放冷器、マイナス5度の冷蔵室等など、設備面も充実を図っています。
今回ご紹介する「竹葉 純米酒」は、2年連続でワイングラスでおいしい日本酒アワードで金賞受賞をしており、また燗酒コンテストでも2年連続金賞を獲得しています。つまり、幅広い温度帯に対応できるポテンシャルがあるということですね。
低気圧でなんだか体もシャキッとしない毎日ですが、ぜひ様々な温度帯で楽しんでいただきたい、そんなお酒です。
あわせるおつまみは、旬の鰹の山椒煮です。
あまり甘しょっぱくせず、「竹葉 純米酒」に合うような味つけにしました。
鰹はDHAが豊富に含まれているのは有名ですが、山椒の実にもサンショールやシトロネラール、カリウムといった栄養素があり、疲労回復や消化促進効果がありますよ。
<材料>2人分
鰹 150g
生姜 30g
茹でた山椒の実 大さじ1
煮汁:酒100CC,砂糖・醤油各大さじ1
<作り方>
1.鰹は食べやすい大きさに切り、5分程度熱湯でゆでる。
2.生姜は皮つきで千切りにしておく。
3.煮汁を作り1と2を入れ、強めの中火で煮ていき、汁が少なくなったら山椒の実を加え、汁がなくなるまで煮る。冷たい煮汁から出来上がりまで10分程度です。
<ワンポイントアドバイス>
山椒の実がなければ、煮あがりに粉山椒を振ってください。
鰹以外にマグロでもできます。
下茹でをすることで煮汁が濁らないキレイな煮物ができます。