酔いどれんぬの簡単レシピ
第22回「数の子のクリームチーズ和え」
明けましておめでとうございます。様々なことがあった2020年が終わり、新しい年となりました。本年は良い年になることを願いたいものですね。今月は新年を迎えるのに相応しいお酒をご紹介させていただきます。「雪の茅舎 山廃純米大吟醸」R1BYです。
齋彌酒造店さんは秋田県由利本荘市に蔵を構え、米作りからはじまる酒造りにこだわっていらっしゃる蔵です。地元農家さんと契約され、蔵人さん自らがお米づくりに携わっていらっしゃいます。今回ご紹介するお酒で使われている山田錦も、兵庫県西脇市黒田庄の農家さんと契約し、栽培されたものです。その山田錦を贅沢に45%まで精米し、自社培養酵母を使い山廃造りで醸されたのが今回のお酒となります。
純米大吟醸らしい白いお花のような香り、華やかさがありつつ、山廃造りからくる深み、原酒の力強さを感じる一本です。常温(20度)か、軽く冷やして、ワイングラス、又はグラスでいただくのがお勧めです。ドライフルーツですとか、くせの少ないタイプのチーズとあわせるとよいのではないかと思い、お節料理であまった数の子も使えるレシピを紹介させていただきます。「数の子のクリームチーズ和え」です。
<材料>(2~4人分)
クリームチーズ 100g
数の子(味付き) 2本
ディル 2本
塩 少々
<作り方>
1.クリームチーズを常温に戻しておきます。ボウルに入れ、手で一口大にちぎった数の子と混ぜ合わせます。ディルは葉の部分を入れ、塩で味を調えたらしっかり混ぜます。冷蔵庫で1時間程度冷やして完成。
<ワンポイントアドバイス>
1.ディルの代わりに大葉や細ネギを入れても美味しいですよ。
2.数の子は味付けではなく塩漬けでも問題ありません。その場合は塩抜きをしてください。
◆稲浪理恵さんプロフィール
全国の蔵を駆け巡り年間一石の日本酒を飲む“酔いどれんぬ”こと稲浪理恵さんは、日本酒愛好家や献立検索女子に崇められるパワーブロガー。日本全国を旅し、地元食材を買い込み研鑽を重ねた独自のレシピを、SNSだけでなくリアルな日本酒の会でも提案されています。
◆過去のレシピ
第21回 はんぺんで簡単ヘルシー、甘くない伊達巻
第20回 鶏肉と舞茸の焼きびたし
第19回 かぼちゃとサーモンのガトーインビジブル
第18回 イタリア風焼きナス
第17回 冷やしあんかけ もろこし豆腐
第16回 さば缶とタマネギのアチャール
第15回 牛乳ざる豆腐の冷ややっこ
第14回 豆苗とお揚げのじゃこ煮
第13回 ホタルイカと野菜のピクルス
第12回 ブルーチーズと酒かすの一口タルト
第11回 菜の花と生ハムの昆布じめ
第10回 ホタテとイチゴのカルパッチョ
第9回 牡蠣の酒蒸し ポン酢のジュレがけ
第8回 手羽元のコンフィ
第7回 鮭の秋色餡かけ
第6回 鶏むね肉のガランティーヌ 酒粕マスタードソース
第5回 冷やしおでん
第4回 夏野菜と海老の寒天寄せ
題3回 鮭のソテーリンゴの入ったラヴィゴットソースで
第2回 鰹のタイ風カルパッチョ
第1回 タコとモッツァレラチーズの大葉ジェノベーゼ